エルゴヒューマン プロを購入して1年ほどが経ちました。
店頭で入念に試座し、売り切れが続いていましたがようやく購入でき、日々のテレワークも気分上げ上げでやれていたのですが、だんだんわかってきたことがあります。
なんか最近首こりがひどいな〜 目の奥が痛くなるな〜 前はこんなことはなかったのにな〜
もしかして原因は・・・いやでもそんなはずはない・・・10万円もしたし・・・10万円もしたし・・・10万円も・・・でも・・・やはり原因はこれしかない!
そう・・・椅子が身体にあっていないということです
椅子自体は非常に良いもので、次の記事で触れている通りです。
ただ、私の身体には合わず首こりを招いていた ということで、その詳細を記します
なぜ身体に合わないか
ランバーサポートの位置が微妙
ランバーサポートは上下の高さが調整できますので、自分の腰の位置にピッタリ合わせることができます。が、私の場合、ちょっと高さが低いのです。腰というよりは、お尻の上部に当たっているような感じです。そうなると、若干お尻が前方にでます。ここで、前後位置が調整できれば、お尻を引っ込めることもできるのですが、どのようにしても調整できません。取扱説明書等でも調整方は書いてありません。いろんなところのボルトを外して前後調整できないか試してみましたがダメでした。
ランバーサポートが微妙なことでお尻は前方に、肩は後方にという姿勢となります。そして次に記載する背もたれの位置がより重大な事態を及ぼします。
背もたれが前に起きない
背もたれがいまいち起きてこないので、前述のランバーサポートの出っ張りも影響し、背中を椅子につけて座ると図のような姿勢になります。
この図の姿勢からもわかるとおり超絶、姿勢が悪いことがわかります。首の形状はまさしく昨今話題になっているスマホ首(ストレートネック)となっています。これが日々続き、首の痛みやそこから目の痛みにつながってきたと分析しています。
では、背中を椅子に付けずに座れば、姿勢よく座れそうですが、次に示す座面の形状がまた事態を悪化させます。
座面が平面ではないことによる影響
エルゴヒューマンの座面はフラットではありません。
着目して欲しいのはやや前方に傾斜がついているということです。
ランバーサポートに押された状態で座面にすわると、お尻がずりおちてくる気がします。
実際はズリおちるわけではありません。なんとなくそんな感じがするということがポイントです。そう感じるとどうなるかというと、無意識のうちに上体は、椅子にもたれかかるようになり、首の形状が結局へんなことになります。
もう少しランバーサポートが後方に下がったり、背もたれが前方に起きてくるのであれば姿勢をサポートしてくれるのでしょうが、残念ながらそういった機能はありません。
エルゴヒューマン プロ は私にとってはいまいち
以上のとおり、各部の調整機能の限界や座面形状により、私の身体には合わない椅子でした。猫背やストレートネックは、姿勢について自分がどのように心がけるかによるのでしょうが、私の場合、この椅子に座っていると、より自然と猫背の姿勢になってきてしまいます。自分の意思の弱さを椅子のせいにするな!と怒られそうですが、自分にとってこの椅子は、良い姿勢を維持するサポートしてくれるものではなく、逆に悪い姿勢を助長させられる椅子でした。店頭で入念に試座して購入したのですが、やはり長期間座っているとわからなかったこともわかってきました。高価な買い物でもあったので、日々の不調が決して椅子のせいではないと自分を誤魔化して座り続けてきましたが、流石に認めざるを得ませんでした。
悪い点ばかりではない 私の身体に合わなかっただけ
これまでダメなことばかり書いてきましたが、悪い点ばかりでもありません。メッシュの座面は夏場は特に快適ですし、前傾座面チルト機能やヘッドレスト、上下左右稼働式アームレストもついて、デザインも優れています。これだけの椅子で10万円ほどで購入できるのは非常にコスパが良いと思います。
私にとってはこの椅子の形状が身体に合わなかっただけのことです。素晴らしい椅子ではありますので、このレビューも踏まえてご自身のお身体に合うかどうかよく吟味し購入されることをおすすめします。