無印良品の木の家のホームページや、各施工例ではスケルトン階段の実例がよく紹介されています。
見た目がおしゃれですし、空間を遮ることがなく開放感を得ることができます。
新築をご検討中の方は誰もが憧れる設備なのではないでしょうか。
しかしながら、良い設備はそれ相応のお値段がするものです。
我が家は予算の都合上、スケルトン階段は諦めたのですが、その代わりに造作の階段を設置してもらいました。
これにより、閉鎖感のない空間を作ることを目指しました。
本記事では、我が家の階段のご紹介をしたいと思います。
もし、スケルトン階段を設置するか否かお悩みの方がいらっしゃいましたら、それ以外の選択肢があることをお伝えできれば幸いです。
スケルトン階段を断念した理由
冒頭でもご紹介のとおり、我が家もできればスチール階段にしたかったです。
空間が階段で遮られないこと、おしゃれな見た目は非常に魅力的でした。
しかし、およそ+20~60万円ほどの追加費用がかかることが判明し断念しました。
スケルトン階段である分、その骨組みや各部材が強度的にしっかりした物が使われており、かつ、階段を単体で組み立てて取り付ける仕様のため、価格が上がるということでした。
階段のためだけにこれだけの追加費用をかけるのであれば、他に実現したいことがあったため断念しました。
造作の階段という選択肢
スケルトン階段は諦めめたとはいえ、空間の解放感は犠牲にしたくない。
そこで、当初設置予定であった階段の側壁を撤去してしまうことにしました。
これにより、階段空間とキッチン・リビングが一体となるように工夫しました。
壁面がない分、階段一段ごとの側面の処理等で、追加の工事費用が+3万円かかりましたが、スケルトン階段を選択するよりは格安に仕上げることができました。
造作階段はメリットだらけでした
画像をご覧いただければわかるとおり、片側の壁や手すりが無くなってしまうため、危なくないか不安はありました。
不意に踏み外した時に転げ落ちてしまわないか?バランスを崩す心配な無いか?色々と心配ではあったのですが、いざ生活してみるとそのような心配は無用でした。
一段あたりの奥行きと幅が十分にあるので、踏み外してしまうような恐れはなく、側壁がない部分も3段までと低い高さなので、仮に落下しても大事には至らないかと思っています。
それ以上に、空間に広がりができたこと、空気が停滞せず明るい階段が実現できたことに非常にメリットを感じています。
また、キッチン脇がこの階段なのですが、ちょうどよい腰掛けになっていて、作業の合間にひと息つく場所となっています。
この階段に家族で腰掛け、テレビを見ることもあります。
スケルトン階段を導入せずとも満足できる階段空間を実現することができたと思います。
おわりに
我が家は値段の都合上スケルトン階段を断念しましたが、どうしてもあきらめきれず造作階段を導入しました。
そこに多少の不安はありましたが、建築士さんのアドバイスもいただきつつ、思い切って側壁を取っ払った造作階段を導入しました。
もし、どうしても手摺が必要となれば、あとから追設すれば良いというくらいに考えていました。
結果として、手摺を追設する必要を感じることはありませんし、スケルトン階段を導入する以上の住み心地を低コストで得ることができましたと思っています。
もし、スケルトン階段の導入にお悩みの方がいらっしゃれば、本記事を通じお役に立てれば幸いです。