どのような家に住みたいか

家づくりの前に考えたこと

家を建てたいと決意し、それではどのような家に住みたいか考え始めました。妻と話し合い、特に重要視したのは3点です。

照明がなくても過ごせる家

以前の住まいは東向きのマンションタイプの社宅でした。東向きなので朝日は部屋の中に入ってきますが、10時を過ぎると暗くなり、照明をつけなくてはいけません。日中であっても、この照明の光の下で暮らすといことに常々違和感を持って生活していました。せっかくなら家の中でも日光を感じて明るくのびのびと生活したい。朝、カーテンを開けたら気持ちよく陽の光が入ってくる家で子供を育てたい。明るい家がまず第一の条件でした。

窓の断熱性が良い家

以前の住まいはアルミサッシの窓で、冬は窓際が非常に寒くなりました。すきま風も入ってくるせいか非常に乾燥するため、加湿器は欠かせませんでした。すると窓は結露し、水浸しに。そのままにしておくとカーテンがカビだらけになりました。私の肌のいたるところが痒くなり、子供も風邪になりやすかったです。新しい家の条件としては、断熱性と気密性を備えた家にしたいと考えていました。

子ども部屋がない家

家づくりを決意し、住宅展示場や分譲住宅を見ていて常々思っていたのは、建物は大きいのに、中に入ってみると狭いということです。なぜそのように感じるか考えたとき、部屋のひとつひとつがドアと壁で仕切られているからだと気づきました。家を建てるとしたら、広くて開放的な空間で過ごしたいと考えるようになりました。当然、わが息子たちが成長した時のことを考えました。お年頃になったとき、自分の部屋が欲しいと言うでしょう。しかしその点は、最初から部屋なるものがなければ言い出さないだろうと考えました。個室がなければ勉強に集中できないのでは?と考えましたが、自分がお年頃のころ、自分の部屋でしたことと言えばろくなことはありません。むしろ、振り返ると、親の気配を感じ、見られている環境で勉強した方が集中できたのでは?と思っています。また、個室を作らない方が掃除も楽だし、引きこもらないで済む。このように考え、ドアや個室を限りなく少なくした開放感のある家に住みたいと考えていました。

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