新築をプランニング中の方の中には、外構の内容が後回しになっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。建物の詳細について決めることが多すぎて、外構は後から考えようとされてはいませんか?
私の経験から言わせてもらうと、外構も建物と合わせて一緒にプランニングし、入居前に工事を完了させた方が良いです。
我が家は入居前に以下の最低限の工事を実施しました。
- 隣家との境界フェンス
- 車1台分の駐車スペース
- 玄関前のスロープ
- 建物周囲の砂利敷
その他の箇所は、入居後じっくり考えたいと思っていたためです。しかし、これが大失敗でした。
この記事では、新築をご検討中の方に向けて、外構工事も併せて計画したほうが良いと思う理由をご紹介します。私の経験をご紹介することで、少しでもお役に立てれば幸いです。
外構を後回しにした結果困ったこと
追加の工事をしようにも、雰囲気の統一感を持たせることが非常に難しくなりました
既述のとおり、我が家は入居前に最低限の工事を済ませました。
駐車スペースの舗装や、玄関前のスロープなど、とりあえずなんでも良いと考え、刷毛引き仕上げのコンクリート舗装にしてもらいました。建物周囲の砂利敷きも、ひとまずシンプルな色合いの採石をいれてもらいました。
それが結果として非常にまずい自体を引き起こしました。いざ未施工箇所の外構デザインを考えようとしたとき、既に敷いてある砂利の色や、舗装箇所の仕上げの風合いにマッチするような構成を考える必要がでてきてしまったのです。
建物しかない状態の場所に、駐車場のレイアウトや舗装の仕上げ、砂利の色も含め全体的な雰囲気を考えたほうが、検討の自由度があり、かつまとまりのある外構デザインにできたかと思います。
既に敷いてしまった砂利を敷き直そうにも、撤去と処分に無駄な費用が発生します。
なんとか施工済みの箇所と雰囲気がマッチするように考えようとすると、制約があるので難しく、楽しく考えることができなくなってしまいました。
エアコン室外機の設置場所に困りました
入居後、エアコンを購入しようとしたのですが、室外機をどこに設置するか悩みました。
入居時、我が家の建物周囲はほとんど未舗装でした。たとえばそのような未舗装の場所に室外機を設置した後、その室外機の直下を舗装したいとなった場合、どうしたらいいでしょう・・・。
業者さんに伺ったところ、そういった場合は室外機を外し、舗装後に室外機を再接続するといった手間と費用がかかるとのことでした。
私わ、舗装面に室外機を設置したかったので、急ぎ舗装作業を外構業者に実施してもらいました。
夏日にさしかかっていたこともあり早くエアコンを使いたくて、焦って舗装箇所のレイアウトなどを決め、工事してもらいました。
このようなバタバタが起こりうるので、入居前に外構工事を済ませた方が良いと思います。特に室外機の設置場所は、建物の形が決まれば大体の位置が決まるので考えやすいと思います。この経験からも、外構工事は入居に完成させておくベきだったと後悔しました。
入居後に外構を考えようとするも、モチベーションの低下で苦しみました
入居から2年近く、最低限施工してもらった箇所以外の外構工事は未着手のままとなってしまいました。
なぜかというと、ひとえに外構業者といっても、得意とする雰囲気、デザインの豊かさ、施工費など様々です。
その中から自分のイメージと合う提案をしてくださる業者を見つけ出し、さらに詳細デザインを決めていこうとするプロセスには、なかなか労力を使います。
アポイントメントの取り付け、実際の打ち合わせ、先方からの提案受領といった調整を、いくつもの業者としていると時間が経過するばかりですし、業者の方に対しても、契約に結びつかないプランニングをさせてしまったことに、申し訳ない気持ちになってしまいます。
こうしたことを続けた結果、すっかり外構について考える気力を失ってしまいました。
そんな感じで庭を放っておくと、雑草で荒れ放題となり、虫が発生してご近所にも迷惑がかかるので、草むしりをするのですが、これまた大変な労力になったりと、負の連鎖状態でした。
その後・・・2年してようやく外構を完成させることができました
入居から2年後、いつまでもこのままの状態では行けないと一念発起し、ようやく外構全体を完成させました。現在の状況はこちらです。
お世話になったのは、「ミドラス」という外構業者さんです。なんと対面の打ち合わせ等なく、すべてメールのやり取りで内容を決め、スピーディに着工にいたりました。
そこらへんの詳細は以下記事にて触れてありますのでご興味があればご覧下さい。
おわりに
私は入居前、外構工事を後回しにしたとしても、色々と楽しみながらデザインを考えられるだろうと想像していました。しかしながらご紹介したとおり、非常に苦労することとなりました。
結果として、なんとか満足いく外構を完成させることができたものの、同じような苦労をする方が少しでも減ればと、記事にしてみました。
もし、外構工事を後回しにして住宅を構想中のかたは、多少の面倒かとは思いますが、入居する前に全体的な外構デザインを決定してしまうことをオススメします。
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