家を建てた3つの理由

家づくりの前に考えたこと

私はごくフツーのサラリーマンです。

勤め先はいわゆるインフラ系で、特別高収入と言う訳ではありません。

以前の住まいは社宅であり、なんと、特に年齢制限なく入居し続けられる制度でした。

家を建てずとも不自由なく過ごせるのですが、そんな私が家づくりを決意した理由は3つです。

下の階からのクレーム

社宅に入居中、子供の足音がうるさいというクレームが来ました。

子供は当時3歳と1歳。いくら言い聞かせても聞くようなものではありません。

コルクマットを購入し、日中はなるべく外に連れ出すなどして対策をとりましたが、数日後またクレームが。

これ以上迷惑はかけられないと、別の部屋に移ることになりました。

ひとまずこれでひと安心だったのですが、心の中に込み上げてくるものがありました。

  • なぜ我が家なのに、子供の行動に神経をすり減らさなきゃいけない?
  • なぜ我が家なのに、子供に我慢させなくてはいけない?
  • 今回は解決したが、転勤となったらまた同じことが?
  • 子供も家の中で思いっきり走り回って良い環境で、のびのびと生活をさせてあげたい!!

この出来事が家を建てることを考え始めたきっかけでした。

子ども部屋をつくってあげたい

私も家内も、高校卒業までは戸建ての実家で生活していました。

そこには自分の部屋があり、プライバシーは確保され、窮屈さを感じずに暮らしました。

しかし、我が子達はこのままではこの狭い社宅の中で暮らすことになります。それで本当によいのか常々考えていました。

3歳と1歳の息子達。今はまだ可愛いものですが、成長し体格も大きくなった時、この社宅で暮らすことのイメージがつきませんでした。

子供部屋は用意してあげられるかもしれないが、それでは私自身の部屋はなくなってしまう。夫婦の荷物を置く場所もなくなってしまう。と、暮らし続けていくことがどうしてもイメージできませんでした。

やはり、自分達もそうだったように、子供には各自の部屋を与え、かつ私自身のスペースも確保できる家に住みたいという思いが強くなったことが2点目の理由です。

子どもの生涯の拠り所をつくってあげたい

私は高校まで一軒家の実家で暮らしましたが、大学入学後、父が転勤となり家を手放すことになりました。

私が小学生のころに新築し、たくさんの思い出が詰まった家でした。あの家に帰ることができないことを思うと非常に寂しい気持ちになります。

長期休暇で実家に帰ったとしても、それは慣れ親しんだ家ではなく、馴染みのない別な家です。

実家に帰ってきたのになぜか心が休まりません。

自分と同じような思いを、我が子にはさせたくない。

親元を離れても、将来に渡って帰って来られる心の拠りどころのような場所を作ってあげたい。

この点も、家づくりを決意した理由の一つです。

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